益田校長から令和2年度のPTA活動についてお話をいただきました。
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PTA活動を振り返って
長柄小学校長 益田孝彦
長柄小学校に赴任して一年が経とうとしております。この間、コロナ対策という例年とは一線を画す出来事に悩まされながらの毎日だったと振り返っております。時系列に沿いながら、感想や反省等を紹介させていただきたいと思います。
スタートは入学式でした。新1年生の保護者の皆様にご挨拶できたのは良かったと思っています。というのも、肝心のPTA総会は書面開催となり、保護者の方々に直接お話をする機会を失ってのスタートは、痛手だったと記憶しています。大勢のPTA会員の皆様には、学校だよりでしか伝える手段がなく、残念でした。とはいえ、除菌用のアルコール等をすぐにご対応いただいたり、体育等で使うボール等を感染対策として購入の補助をしていただいたりと、ご支援いただいたことは大変ありがたかったです。
やがて運営委員会は開けるようになったので、そこで運営委員さんにはご挨拶する場面を得ることができ、やっとスタートが切れた思いでした。
「かいだん」の発行もありがたかったです。私自身が職員の名前を覚えるためにも活用させていただきました。その後については、行事がことごとく潰れ、授業参観等も持てない状況では、その発行の難しさは想像するに難くないことです。大変ご苦労されたのではと思います。
大きなイベントとしては、運動会を10月末に土曜参観に替えて実施することができました。検温やリストバンドの着用、観覧場所の入れ替え等にご協力いただいただけでなく、実は一番心配していた近隣への違法駐車等の事例が、一件も報告されなかったことに大変感動したことを覚えています。お昼前に終わる新しいスタイルもあったかもしれませんが、今回守られたことが、次年度に活かされれば素晴らしいなと感じています。
運動会後には、クリーンキャンペーンに参加させていただきました。会員の皆様が学校のクリーン活動に協力してくださることに、大変ありがたいなと感じました。
さて、今年度はPTA活動を進めていく上では、新しい方法を考えざるを得なかった一年間だったと思います。秋口には収まりかけていたコロナが、冬にブレイクして緊急事態宣言に至りました。先日のアンケートに答えながら、「今年はほとんどの活動が自粛や中止になった」のだなとしみじみ感じたとともに、活動の是非を問う質問には判断を下せませんでした。
もし止めるなら大胆に整理するきっかけが今年だったように思いますし、残すべき事業ならその価値がPTA会員に浸透しているわけで、それは失ったりなくしたりしてはいけない事業だと判断されるべきだと思っています。
「PTAはいらない」と言った声も聞かれますが、私は学校運営する上で、PTAの運営がしっかりされていることが、大変ありがたく感じています。PTAの後押しのない学校で円滑な学校運営を求められても、きっとできないと思っています。学校運営とともに、PTAの運営も円滑に進む長柄小学校であってほしいと強く願います。
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